09/08/25(火) 参加人数:3名
前半は色々と話をしつつ、主にラクガキをしたりしてだらだらと人の集まりを待つ。
結局、3人しか来なそうなので、19:30頃からプレゼン。
プレゼンターは、先週から新しく描いてきた2枚の対になる絵を発表する。男の子のうさぎと女の子のうさぎの絵。
この絵は、前に描いてあって使いみちの無かったテクスチャーというかマチエールが乗っかった木板に、これを機に新たにばーっと描いてみたという事らしく、表面がでこぼこしている感じです(写真、撮り忘れた)。
男の子の方は、ジョージ秋山に影響を受けたという事で、ちょっとダークな感じなのに対して、女の子は、ちょっと良い子ちゃんとの事で、男の子を、まあまあとなぐさめてる感じで対にしてるとの事。
割と手早くラフに描いた感じだけど、こういうのも良いかもね。とか、丁寧なのと交互に両方やっていきたいというような事を話す。
その後、作者を交えて、絵の講評。
男の子の方のバックがターコイズブルーで、女の子の方がピンクのバックなんだけど、女の子の方にターコイズのワンポイントの柄(髪飾りみたいなの)があって、それが良いのか、あるいは、男の方にワンポイント、ピンクを入れた方が良いのかとかいう事を言い合う。これに関して、作者は、つんくが前にいびつな方が人目を引くと言ってたから良いかなとか、そういう話などもする。
どちらの絵が好きか?という事では、男の子の方が良いと言う意見が多かった。
女の子の方は、割と目の位置がヘンなので、そこがおもしろいとか、違うものに見えてくるとか、そういう意見もあり。男の子の方は、口がすごく良いという話が出て、あと、おでこの感じがどうだとか、髪がどうだとか、そういう話もする。あと、作者が片耳、気にいらないので描き直すかもとの事。
あとは、画面のでこぼこが面白いとか、絵の具の使い方のザックリした感じをタカノ綾と比較して、どうだとか言ったり、色々と話す中で、そういう誰かと自分を比較する事の是非とか、アートの文脈に沿ってしまう事、そこを抜けること、そこを意識しないこと、などという中で、それぞれ、どの道を目指すかと言う話などもする。(このへん、最終日っぽいかも)
全般的には、絵は好評価で、こういう絵を何十枚もずらーっと並べると面白いかもというような意見も出る。
その後、先ほどの影響を受けた作家の例などを受け、それぞれ影響を受けたり好きな作家をホワイトボードに書き出して、いろいろ意見を交換してみる。
ざっくり挙げてみると、こんな感じでした。
A:タカノ綾、奈良美智、レンブラント、貞本義之、ゴヤ、ワイエス
B:デキリコ、マグリット、村上ひでお、三代目魚武、ルソー
C:ムンク、エルンスト、シャガール、具体美術教会、フルクサス、アウトサイダーアート
などなど。
ちなみに、筆者が、思いだせないと、うんうん唸ってた作家は、アドリアナ・ヴァレジョンでした。(
こちらで絵がみれます。ケータイだと見れないかも)
というわけで、そんなこんなで、この1ヶ月、5回に渡って行なった現代アート研究会でしたが、これにて一先ず終了です。この会の為に絵を描いたり、考えたり、色々できたので、それなりに実りのある会になったんじゃないかと思います。
というわけで、今後も当然、この会は続けていく予定なのですが、流石に毎週、平日の夜となると、それはちょっとムリだろうという話になってきて、今後は、日曜昼に日時を変更して、基本、月一で活動していこうかなぁという風に調整中です。日曜の昼なので、今後は学生さんとか、遠方の方でも参加しやすいかなぁと思いますので、興味のある方は、是非是非、参加してみてください。
一応、次回予定は、9月27日 13:00〜になります。正確には未定ですが、今のところ、毎月、最終日曜日に今後は活動を行なう予定です。場所も未定なので、場所が決まり次第、またこのブログでお知らせしたいと思います。
という事で、今回まで皆様お疲れさまでした。場所を提供してくださった城沼公民館の皆様もありがとうございました。
あと、途中、作家を出しあうのが意外に楽しかったので、今日、参加できなかった人とか、参加した人でも、誰でも、好きな作家で言い足りない、言いたい!という人がいたら、コメント欄に盛大に名前を書きこんで頂けると楽しいんじゃないかと思います。どうでしょうか?どうぞ、よろしく!